副業の会計ソフトはどれ?freee・マネーフォワード・弥生を比較

副業の会計ソフトはどれ?freee・マネーフォワード・弥生を比較のアイキャッチ画像 税金・確定申告

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副業の収入が出始めると、「確定申告はどうしよう」「会計ソフトは使ったほうがいいのかな」と迷う人は多いと思います。私も同じように迷ったことがあります。

この記事では、会社員の副業に向けて、会計ソフトを選ぶときの考え方と、代表的な3つ(freee会計・マネーフォワード クラウド確定申告・やよいの青色申告 オンライン)の違いをまとめます。料金や機能は、2026年11月4日時点の各社公式ページの表示をもとにしています(価格は、特に書かない限り税抜)。契約前に、公式ページで最新の内容を確認してください。

結論を先に書くと、会計ソフトは「どれが一番いいか」より、「自分の副業の取引量と、使ったときの感覚に合うか」で選ぶのがおすすめです。迷ったら、無料のお試し期間に、気になるものを少し触ってみてください。

副業に会計ソフトは必要?

まず、そもそも会計ソフトが必要かどうかです。

会社員の副業では、副業の「所得」(収入から必要経費を引いた金額)が年間20万円を超えると、原則として所得税の確定申告が必要になります。20万円以下でも、住民税の申告が必要になる場合があります(お住まいの市区町村に確認してください)。詳しくは、こちらの記事にまとめています。

→ 副業はいくらから確定申告が必要?会社員向け入門ガイド

会計ソフトがなくても、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や表計算ソフトで、申告することはできます。ただ、次のような場合は、会計ソフトを使うと手間が減りやすくなります。

  • 副業の取引が、月に何件もある(売上・経費の入力が増える)
  • 銀行口座やクレジットカードの明細を、1件ずつ手で入力するのが面倒
  • 青色申告を考えていて、帳簿をきちんと残したい
  • 毎年、申告の時期に慌ててしまう

反対に、取引が年に数件で、収入も小さいうちは、無理に有料のソフトを使わなくても済む場合があります。

先に知っておきたい、白色申告と青色申告の違い

会計ソフトを選ぶ前に、「白色申告」と「青色申告」の違いを、簡単に押さえておきます。

  • 青色申告:帳簿を決まったルールでつける代わりに、「青色申告特別控除」などの優遇があります。
  • 白色申告:青色申告のような特別控除はありません。帳簿の負担は、青色申告より軽いとされています。

ここで副業の人に大切なのは、「副業の所得の多くは、雑所得になる」という点です。国税庁の案内では、青色申告特別控除の対象は「不動産所得または事業所得を生ずべき事業」とされています。そのため、副業が雑所得にあたる場合は、青色申告特別控除は対象外です。事業所得として認められるかは、副業の内容や規模によって変わります。

ソフトを選ぶときは、「青色申告にも対応しているか」を見ておくと、副業が大きくなったときにも安心です。ただ、迷うときは、税務署や税理士など、専門家に確認してください。

会計ソフトの選び方5つのポイント

比較するときは、次の5点を見ると整理しやすくなります。

  1. 簿記の知識がどれくらいあるか:質問に答えながら進める形式か、仕訳(取引の記録のしかた)を理解して使う形式かで、向き不向きが変わります。
  2. 取引の量と、銀行・カードの連携:明細を自動で取り込めるか、取り込んだ内容をどれくらい自動で整理してくれるかを見ます。
  3. 白色・青色申告への対応と、電子申告(e-Tax):申告書の作成から提出まで、ソフトの中で済ませられるかを見ます。
  4. 費用とサポート:年払いか月払いか、サポートの範囲(メール・チャット・電話)、無料のお試し期間の有無を確認します。
  5. クラウド型かインストール型か:クラウド型は、パソコンでもスマホでも使え、バージョンアップも自動です。インストール型は、パソコンにソフトを入れて使います。副業では、スマホからも触れるクラウド型が選ばれやすいです。

代表的な3つのソフト

freee会計

freee会計は、質問に答えていく形で、確定申告書を作る流れが用意されているソフトです。簿記になじみがない人でも進めやすいように作られている、と紹介されることが多いです。

公式ページに書かれている、個人事業主向けのプランは次のとおりです(税抜、年払い)。

  • スターター:月額換算980円(年額11,760円)
  • スタンダード:月額換算1,980円(年額23,760円)
  • プレミアム:月額換算3,316円(年額39,800円)

確定申告書の作成と電子申告は、全プランで共通とされています。消費税の申告(インボイス対応)はスタンダード以上、電話サポートはプレミアム以上です。スマホアプリでも利用できます。無料のお試しは最大1か月で、クレジットカードの登録は不要とされています。お試しのあとの扱い(機能に制限のある状態で使い続けられるかなど)は、公式のFAQで確認してください。

経理業務のコスト削減【freee会計】

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告は、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、記録を整理していくのが得意なソフトです。

公式ページに書かれている、個人向けのプランは次のとおりです(税抜)。

  • パーソナルミニ:年払いで月額換算900円(年額10,800円)、月払いは1,280円
  • パーソナル:年払いで月額換算1,280円(年額15,360円)、月払いは1,680円
  • パーソナルプラス:年払いで月額換算2,980円(年払いのみ)

確定申告書の作成(青色・白色)と電子申告、銀行・クレジットカード明細の自動取込は、いちばん安いパーソナルミニから使えます。消費税の申告は、パーソナルから。電話サポートは、パーソナルプラスです。無料のトライアルは1か月で、クレジットカードの登録は不要。トライアルが終わっても、自動で有料に移ることはないとされています。支払いはクレジットカードのみです。なお、2026年12月に料金体系の一部が改定される予定と案内されているので、契約前に最新の料金を確認してください。

私が使って感じたこと

私は、マネーフォワード クラウド確定申告を使ったことがあります。一番よかったのは、銀行・カードの自動連携で、入力の手間が減ったことでした。

一方で、気をつけたい点もありました。自動で提案された勘定科目が、実際の内容と違うことがあり、確認が必要でした。自動連携は便利ですが、取り込んだあとに内容を見直す時間は、あらかじめ見ておくと安心です。

はじめてでも安心のサポート体制 マネーフォワード クラウド確定申告

(freeeとやよいは、私が使った経験がないので、内容は公式ページの情報にもとづいています。)

やよいの青色申告 オンライン(弥生)

会計ソフトの老舗メーカー、弥生のクラウド版です。公式ページでは、次のように案内されています。

  • プランは、セルフプラン・ベーシックプラン・トータルプランの3つ。利用できる機能は同じで、サポートの範囲が違います。
  • 2027年3月15日までの申込分は、初年度、セルフプランとベーシックプランが無料、トータルプランが半額。1事業者につき1回のみ、自動更新の決済方法(口座振替またはクレジットカード)の登録が必要です。無料体験プランの期間を過ぎた場合、無料プランを使ったことがある場合、一度解約して申し込み直す場合などは対象外です。内容は予告なく変更・終了することがあります。
  • 2年目以降の料金(税抜)は、セルフプラン年額11,800円、ベーシックプラン年額22,800円、トータルプラン年額39,600円です。

白色申告向けには、無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」も案内されています(サポートはWebFAQのみで、3年間ログインがないと使えなくなると案内されています)。「まず費用をかけずに始めたい」人は、検討する価値があります。

個人事業主向けのクラウド確定申告ソフトはこちら

freee・マネーフォワード・やよいの比較表

2026年11月4日時点の公式ページの表示をもとにした比較です(税抜)。

項目freee会計マネーフォワード クラウド確定申告やよいの青色申告 オンライン
料金の目安スターター 月額換算980円(年払い)パーソナルミニ 月額換算900円(年払い)初年度無料(条件あり)、2年目以降 セルフプラン 年額11,800円
無料のお試し最大1か月(カード登録不要)。終了後の扱いは公式FAQで確認1か月(カード登録不要)初年度無料(条件あり)
確定申告書の作成・電子申告全プランで可能全プランで可能対応
銀行・カード明細の取込対応対応(いちばん安いプランから)金融機関との連携あり(全プラン)
消費税の申告スタンダード以上パーソナル以上あり
電話サポートプレミアム以上パーソナルプラスベーシックプラン以上(ベーシックは契約期間中10回まで)

※ 副業の確定申告でよく見られるポイントだけを抜き出したものです。プランの細かい違い(レシート撮影の枚数など)は、公式ページで確認してください。

無料でどこまで使える?

「できれば無料で済ませたい」という人も多いと思います。整理すると、次のとおりです。

  • 国税庁の確定申告書等作成コーナー:申告書の作成は、無料でできます。ただ、日々の記帳や集計は、自分で別に行う必要があります。
  • 無料のお試し期間:freeeとマネーフォワードは、お試し期間(freeeは最大1か月、マネーフォワードは1か月)があります。マネーフォワードは、期間が終わったら、有料プランを契約しないと、継続して使えません(公式ページに、継続して無料で使えるプランの記載は見当たりませんでした)。freeeは、お試し終了後の扱い(機能に制限のある状態で使い続けられるかなど)は、公式のFAQで確認してください。
  • やよいの白色申告 オンライン:白色申告向けに、無料で使えるクラウドソフトが案内されています。

取引が少ないうちは、無料の方法を組み合わせて足りることもあります。逆に、取引が増えてきて、入力が負担になってきたら、有料のソフトを検討してみてください。

タイプ別のおすすめ

  • 簿記に自信がなく、質問に答える形で進めたい人:freee会計が向いています。まず、スターターを無料のお試しで試してみるのがよさそうです。
  • 取引の数が多く、自動連携で入力を減らしたい人:マネーフォワード クラウド確定申告が向いています。パーソナルミニでも、自動取込が使えます。
  • 費用をなるべく抑えたい人:年払いの月額換算では、マネーフォワードのパーソナルミニが低めです。初年度無料の条件を満たせば、やよいも候補になります。ただ、使い勝手の差もあるので、無料の期間に触ってから決めるのがおすすめです。
  • 取引が少なく、収入も小さい人:まず、有料プランを契約せず、国税庁の作成コーナーや、無料のお試しで、必要かどうかを見るのも一つです。

どちらを選んでも、「続けて使えるか」が大切です。ソフトの優劣より、自分の副業の取引量と、使ってみたときの感覚で選んでください。

会計ソフトで確定申告するまでの流れ

副業の確定申告は、おおまかに次の流れで進みます。

  1. 日々の記録をつける:売上と経費を、記録していきます。銀行口座やカードを連携しておくと、明細の取り込みが自動になります。
  2. 経費の領収書・レシートを保管する:パソコンやスマホで、撮影して保存できるソフトもあります。
  3. 年が明けたら、収入と経費を確認する:1年間の売上と経費が、合っているかを見ます。
  4. 必要書類をそろえる:会社員の場合、勤務先の源泉徴収票は、申告書に書く金額の確認に使うので、手元に用意します(申告書に添付する必要はないとされています)。ほかに、本人確認書類、控除証明書などを準備します。
  5. 申告書を作成し、提出する:ソフトの案内に沿って作成し、e-Taxなどで提出します。申告期間は、原則として、翌年の2月16日から3月15日です(年によって、日付が変わることがあります)。
  6. 納税する(還付の場合は、受け取る):納付の方法は、口座引落、クレジットカード、コンビニなどがあります。

経費として認められるかは、副業の内容や使い方によって変わります。迷うものは、国税庁の案内や、税務署・税理士に確認してください。

会計ソフトで失敗しやすい点3つ

  • 入力・確認をためこんでしまう:年末や申告の直前にまとめて確認すると、大変になります。月に1回、短い時間でも、見直す習慣をつけておくと楽です。
  • 自動提案をそのまま受け入れてしまう:自動で提案された科目が、実際の内容と違うことがあります。私も、確認が必要でした。取り込んだ内容は、一度、目で見て確認するのがおすすめです。
  • 最初から高いプランを契約してしまう:必要な機能は、取引量や副業の種類で変わります。まず、無料のお試しで必要な機能を確認してから、プランを選ぶと無駄が減ります。

まずは無料で試す手順

  1. 気になるソフトの無料のお試しに登録する(freeeとマネーフォワードは、クレジットカードの登録は不要)
  2. 銀行口座かクレジットカードを1つだけ連携して、明細が取り込まれる様子を見る
  3. 取り込まれた内容を、数件、科目を確認しながら整理してみる
  4. 申告書の作成画面まで進んで、「この流れなら続けられそうか」を確認する
  5. 気に入ったものを、年払いか月払いかを決めて契約する(無料期間で入力したデータは、引き継げるとされています)

よくある質問

Q. 会計ソフトなしでも、確定申告はできますか?
できます。国税庁の作成コーナーや表計算ソフトでも申告はできます。取引が少ないうちは、それで足りる場合もあります。取引が増えてきたら、ソフトの利用を考えてみてください。

Q. 無料で使えますか?
今回見た公式ページでは、マネーフォワードは1か月の無料トライアルのみで、継続して無料で使うプランの記載は見当たりませんでした。freeeは、最大1か月のお試しができます(終了後の扱いは、公式のFAQで確認してください)。やよいは、条件を満たせば初年度無料のプランがあります。国税庁の作成コーナーは、無料で使えます。最新の内容は、公式ページで確認してください。

Q. 会計ソフトの費用は、経費にできますか?
副業で使う会計ソフトの利用料は、副業の必要経費にできる場合があります。副業の内容や所得の区分によって変わるので、迷うときは、税務署や税理士に確認してください。

Q. あとから別のソフトに乗り換えられますか?
乗り換えること自体は可能です。ただ、過去のデータの移行のしかたは、ソフトごとに違います。長く使う前提なら、最初の選択を丁寧にするのがおすすめです。

Q. スマホだけでできますか?
freee会計は、スマホアプリでも確定申告などの作業が行えると案内されています。やよいも、スマホアプリが全プランに含まれると案内されています。マネーフォワードにもスマホアプリがあります(アプリで電子申告をするには、マイナンバーカードと対応スマートフォンが必要とされています)。

Q. 副業が雑所得でも、会計ソフトを使えますか?
使えます。雑所得でも、収入と経費を記録して申告書を作る点は同じです。ただ、青色申告特別控除は、事業所得などが対象のため、雑所得では使えません。

まとめ

  • 原則として、副業の所得が年間20万円を超えるなら、確定申告が必要になります。会計ソフトは、取引が増えてきたら検討してみてください。
  • 選ぶときは、「簿記の知識」「取引の量と連携」「白色・青色への対応」「費用・サポート」「クラウドかインストールか」の5点で見ると整理しやすくなります。
  • 質問に答える形で進めたいならfreee会計、自動連携で入力を減らしたいならマネーフォワード クラウド確定申告、費用を抑えたいならやよいも候補です。
  • 迷ったら、無料のお試し期間で、実際に触って決めるのがおすすめです。
経理業務のコスト削減【freee会計】 はじめてでも安心のサポート体制 マネーフォワード クラウド確定申告

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